こんばんは、マネードクターの黒瀬英夫です。
今朝の新聞を見ていると、経営破綻した大和生命の
更生計画案に基づく保険金の削減状況が載っていました。 (まだ確定ではありません)
もっとも大きな削減を受けるものでは、
保険金の87%が削減となるようです。
契約件数はわずかだと言うことですが、17年前の1992年に加入した
金利が高い契約が大きく削減を受けるのですから、保険の予定利率というのは
長期的にはあてにならないということになりますよね。
10年前に加入した、金利が下がった後の保険でも
12%の削減ですからね・・・
年金保険や養老保険、それから終身保険などの貯蓄性の高い保険は
長期で見た場合、今の預金金利で貯蓄するよりは魅力的に見えたりします。
だから、低金利の今でもそれなりに人気があるのですが
これらの保険は金利が固定されているために、預金金利が上昇した時には
預金などより不利な商品となってしまいます。
まあ、営業の方がまた来て、長期的には預金より有利に見えるような商品を
また持って来て、切り替えを勧めるんですけどね。
長期で有利な商品を、短期でコロコロと切り替えに・・・
私の意見を述べさせていただくと、長期的に有利な商品は
変化に対応できる商品です!
つまり、変動タイプの保険です。
金利固定タイプの保険だと、もちろん元本が保障されることになっているのですが
金融市場が悪化してくると、今回の大和生命のように破綻して削減されてしまうことが
過去に何度も起きています。
変動タイプの保険でも、破綻時には削減されてしまうことがあるのですが
こちらの保険では市場が良い時には、それに見合うリターンがありますからね。
ところが今発売されている金利固定型の貯蓄性保険は
長期 ・ 低金利 ・ 固定 になっていますから
私流の解釈をすると
長期的に不景気を保障してくれる保険! と言うことになてしまいます。
いかがでしょうか? ありがたいですか?
そろそろ「元本保証が安全だ」という呪縛から解き放たれた方が良いのではないですか?
お金のことをきちんと学べば、あなたもきっと変われると思います。
保険のこと、お金のことを、もう一度きちんと学んでみませんか?
来週の月曜日から、このブログでは
『ランチタイムマネーレッスン』を始めます。
平日昼間の12:20にアップしますので、良かったらまた来てくださいね。
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