今回のレッスン7では、『 物価の仕組み 』について書いていきます。
先ず早速なんですが、物価の中身を見てみましょう!
物やサービスの値段を企業が決める時には、必ずコスト計算や利益計算をしています。
だから、物価の中には原価だけでなく、企業利益が含まれています。
物価 = 原価 + 企業利益 です。
そして、企業利益の中身を見てみると
企業利益 = 利益 + 事業経費 となり
事業経費 = 人件費 + その他経費 となります。
この中の人件費が所得となって、我々の元へやってきます。
そして、すべてが消費には回らずに、一部は貯蓄へと回りますので
個人から銀行へ、そして銀行から企業へとお金が融通されていきます。
でも、この個人から銀行へとお金が動くと
銀行は我々に利子を払わないといけません。
同じように銀行から企業へとお金が動いた場合には
今度は銀行が企業から利息をもらいます。
簡単な図で表すと次のようなイメージになります。
こうしてお金が動く時に、そろぞれが利益を得る形でグルグル回っているのですから
一番上にある物価は、だんだん上昇する仕組みになってしまいます。
それでは、物価の上昇がどれくらい影響があるのかを考えてみましょう。
正直なところ物価の上昇で日々頭を悩ましているという人は、あまりいないと思います。
でも、ある人は、「インフレ(物価の上昇)は100%の税金より怖い」と言いました。
つまり給料全部を税金で支払ってもいいので、物価の上昇を止めてくれ! と言うことです。
考えられますか? 働く意味がなくなりますよね。
でも、彼にとってはその方がよかったのです。
あなたが仮に3億円の宝くじに当たったら、何が欲しいですか?
3億円分の買い物リストを作ってみてください。
例えば私なら
白馬に別荘 1億円
自宅 1億円
職場の近くに別宅 5000万円
私の車 3000万円
私の車2 500万円
妻の車 500万円
両親にプレゼント 1000万円
と、こんな感じでしょうか?
ところが昨年のように物価が2%も上昇してしまうと
3億円で買える物が、3億600万円になってしまうので、私の車2が買えなくなってしまいます。
年収が500万円しかなければ、所得税100%でも良いから
インフレを止めて欲しいですよね!
それこそオイルショックの時のように18%も物価が上昇すると
5400万円分の資産価値が減少するのですから、所得で補うのは大変です。
このように資産が大きくなってくると、所得よりもインフレの影響の方が
大きくなってくるので、当然インフレに敏感になります。
でも、私にはそんなにお金がないから関係ないわ!と言う訳じゃないのですよ。
先進国の平均的な物価上昇を考えても、2%程度だと低いくらいです。
この2%で物価が30年間上昇すると、物の値段は1.8倍くらいになるんですよ。
リタイアするまでの30年間に1億円貯めたとしても
1億円で売っているものが、1億8000万円になってしまうのですから
しっかりと考慮しておかないと、大変なことになってしまいますね。
今回も最後までお読み頂きありがとうございました。
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それでは、次回のランチタイムマネーレッスン8の予告です。
次回のレッスン8では、資産形成のステップに進み、まず第一弾は 『 現状と向き合う! 』 です。
明日のランチタイムも楽しみにしていてくださいね~
ではでは~ 『^¥^』 また明日!!! → → → → → → → → → → → → →
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編集後記
先週の水曜日に犬飼ターボさんの著書
「天使は歩いてやってくる」と言う本の出版記念セミナーへ行ってきました。
犬飼さんは、他にも「CHANCE」や「DREAM」などの成功小説を書かれています。
とても素敵な本なので、ぜひ読んでみてくださいね。 →→→
犬飼ターボさんのサイト
こういう素敵な方のセミナーに行くと、必ず私のお客さんに会えるのも嬉しいですね。
それから、私のマーケティングの師伊堂寺さんのおかげで、楽屋にも案内してもらえました。
記念に1枚パシャリっと、撮って頂きました。ターボさん、ありがとうございました。