非合理な選択

kurohey

2009年03月06日 12:57

おはようございます、マネードクターの黒瀬英夫です。
今日はちょっとしたエクササイズをしたいと思います。

あなたなら、次のAとBのクジ引きのどちらを選びますか?

 A 賞金は7,000円、当たる確率が80%のくじ引き

 B 賞金は70,000円、当たる確率が10%のクジ引き



さあ、あなたはどちらを選びましたか? または、どちらを選びたいと思いましたか?

この場合、統計では殆どの方(67%)がAを選ぶと出ているようですよ。


それでは次に、あなたがクジ引き屋さんになってもらいます。
あなたはAのくじ引きと、Bのくじ引きのどちらに高い値段をつけますか?

この場合、71%の方がBの方に高い値段を付けたようです。

あなたは、いかがでしたか?

まず最初の質問でAを選んだ方は、『自分が7万円をもらえる10%には入れないと思うが
7千円を貰えない20%には入らないだろう。』
と考えたと思います。

でも次の質問では、あなたはクジ引き屋さんとして利益を考えないといけません。
きちんと計算してみると、次のようになります。

10人の方がクジ引きを引いた時に

Aのくじ引きの場合は、クジ引き屋さんは56,000円を払うことになりますが

Bのくじ引きの場合は、70,000円を払わないといけません。


クジ引き屋さんを経営する側としては、Bのくじ引きを高くしないと儲かりませんからね!

こうやって冷静に考えると、Aのくじ引きよりBのくじ引きを引いた方が得だと分かりますよね。
1回限定なら私もAのくじ引きを引くかも知れませんが、何度も引けるくじ引きなら
Bの方が明らかにお得ですからね。

同じように考えると、競馬と宝くじはどちらがお得だと思いますか?
私は競馬の方がお得だと思いますよ~
一度調べてみてくださいね。
でも、どちらも得をすることは難しいと思いますので、お奨めしませんけどね!
ではでは~ 『^¥^』


この記事は、「経済は感情で動く」と言う本のパート1日常の中の非合理を参考に書いています。

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