2011年08月22日
ガンと闘えないガン保険
こんにちは、マネードクターの黒瀬英夫です。
生きていくための貯蓄ができていないのに、自分が死んだ時に家族が困らないようなパーフェクトな保険を求める人がいます。
先日の記事「サスペンスプランニング」でも書いたことですが、日本ではとても過剰な保険に入る人がたくさんいます。
そもそも、保険の役割を間違っているのか、過度な期待を持ちすぎているのかもしれませんね。
例えば、ガンという病気があります。
怖い病気です。発見が遅くなれば死に至ることも覚悟しないといけない病気です。実際問題、日本人の死因の約30%がガンです。統計から見ても、ガンと言う病気は「死」を想像させる怖い病気です。でも、病気の怖さと医療費負担の大小はあまり関係ありません。
医療費負担の大小は、医療制度の選択で違いがでるのです。
保険治療の範囲で治療をするのか、先進医療などの保険と併用できる治療まで取り入れるのか、それとも全く保険の適用を受けられない自由診療まで取り入れるのか。
要は、どんな制度の適用を受けるかで医療費負担の違いがでてきます。
例えば胃がんになり、医療費が1か月に100万円掛かるとします。
保険の適用範囲内の治療だと、30%の負担ですから30万円。でも、高額療養費の払い戻しがありますから、実質は10万円もいらないでしょう。ところが、先進医療などを取り入れると、その分の実費が自費として上乗せされてきます。
更に、保険の適用外の自由診療を取り入れると、保険の適用も受けられなく、高額療養費の払い戻しも無く、おまけに医療費の計算も変わって来るので、100万円どころか200万円近くになることもあるようです。
このようなガンを想定すると、ガンになったら100万円、ガンで入院したら1万円のガン保険に入っても、保険の適用範囲なら過剰になるし、自由診療ならまったく不足してしまうことが分かります。
自由診療を想定してガン保険に入るのなら、ガンになったら1000万円とか、がんで入院したら1日5万円くらいの保険に入ることを考えてください。
保険の適用範囲での治療を考えるなら、普通に入院保険に入っていれば十分だと考えています。
こうなると、ガン保険の必要性に疑問を持つ人も少しは増えると思います。ちなみに私はガン保険には入っていません。
ガンと闘えないガン保険に入っても仕方ないですし、ガンと闘えるガン保険は高すぎて入れません。(笑)
ではでは~ 『^¥^』
生きていくための貯蓄ができていないのに、自分が死んだ時に家族が困らないようなパーフェクトな保険を求める人がいます。
先日の記事「サスペンスプランニング」でも書いたことですが、日本ではとても過剰な保険に入る人がたくさんいます。
そもそも、保険の役割を間違っているのか、過度な期待を持ちすぎているのかもしれませんね。
例えば、ガンという病気があります。
怖い病気です。発見が遅くなれば死に至ることも覚悟しないといけない病気です。実際問題、日本人の死因の約30%がガンです。統計から見ても、ガンと言う病気は「死」を想像させる怖い病気です。でも、病気の怖さと医療費負担の大小はあまり関係ありません。
医療費負担の大小は、医療制度の選択で違いがでるのです。
保険治療の範囲で治療をするのか、先進医療などの保険と併用できる治療まで取り入れるのか、それとも全く保険の適用を受けられない自由診療まで取り入れるのか。
要は、どんな制度の適用を受けるかで医療費負担の違いがでてきます。
例えば胃がんになり、医療費が1か月に100万円掛かるとします。
保険の適用範囲内の治療だと、30%の負担ですから30万円。でも、高額療養費の払い戻しがありますから、実質は10万円もいらないでしょう。ところが、先進医療などを取り入れると、その分の実費が自費として上乗せされてきます。
更に、保険の適用外の自由診療を取り入れると、保険の適用も受けられなく、高額療養費の払い戻しも無く、おまけに医療費の計算も変わって来るので、100万円どころか200万円近くになることもあるようです。
このようなガンを想定すると、ガンになったら100万円、ガンで入院したら1万円のガン保険に入っても、保険の適用範囲なら過剰になるし、自由診療ならまったく不足してしまうことが分かります。
自由診療を想定してガン保険に入るのなら、ガンになったら1000万円とか、がんで入院したら1日5万円くらいの保険に入ることを考えてください。
保険の適用範囲での治療を考えるなら、普通に入院保険に入っていれば十分だと考えています。
こうなると、ガン保険の必要性に疑問を持つ人も少しは増えると思います。ちなみに私はガン保険には入っていません。
ガンと闘えないガン保険に入っても仕方ないですし、ガンと闘えるガン保険は高すぎて入れません。(笑)
ではでは~ 『^¥^』