2009年04月08日
外貨投資で考えること
こんにちは、マネードクターの黒瀬英夫です。
今日は 『キャピタルフライトと円安』 についてお話ししたいと思います。
キャピタルフライトとは、簡単にお話しすると国内資産が海外に流出することです。
自国の信頼が損なわれたり、自国通貨への信頼が揺らいだ時には
自国の国民までもが自国通貨を売り、海外に資産を移していってしまいます。
当然、日本であれば円の価値が暴落してしまいますよね。
円預金しか持たない人には、とても困ったことになってしまいます。
ところが、日本ではこの不況下でも海外への投資は続いているようです。
この際立った景気後退局面でも、変わらないペースで海外投資が進んでいるのは
私にも少し意外に感じられました。
私もコンサルティングでは、多通貨分散での外債投資をお勧めしていますが
これは私のようなFPに相談に来られる、一部の方だけなのかと思っていました。
ここ1~2年程は、円への緊急避難的な要素での円高が随分進んでいたように思いますが
現状は、今年の2月頃と比べると随分円安に戻ってきています。
この間の円高をチャンスと捉えて、中長期的には日本よりも海外への投資の方が良いと
考える日本人が多いということと、日本人が持っている個人資産を考えると
長期的には円安で考えても良いのかなぁ~? なんて考えてしまいました。
でも、為替の動きは読めません。
変な予測に頼るよりは、多通貨分散での保全を考える方が良いと思います。
円預金が安全だ! ドルが安いのでお買い得だ! というような
一部の通貨に偏った考えは危険だと思いますので、気を付けてくださいね。
外貨を持つのに先ず考えるべき大切なことは「円資産の保全」です。
次に金利で、為替変動によるキャピタルゲインは「おまけ」程度に考えた方が
良いと思いますよ。
ではでは~ 『^¥^』
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今日は 『キャピタルフライトと円安』 についてお話ししたいと思います。
キャピタルフライトとは、簡単にお話しすると国内資産が海外に流出することです。
自国の信頼が損なわれたり、自国通貨への信頼が揺らいだ時には
自国の国民までもが自国通貨を売り、海外に資産を移していってしまいます。
当然、日本であれば円の価値が暴落してしまいますよね。
円預金しか持たない人には、とても困ったことになってしまいます。
ところが、日本ではこの不況下でも海外への投資は続いているようです。
この際立った景気後退局面でも、変わらないペースで海外投資が進んでいるのは
私にも少し意外に感じられました。
私もコンサルティングでは、多通貨分散での外債投資をお勧めしていますが
これは私のようなFPに相談に来られる、一部の方だけなのかと思っていました。
ここ1~2年程は、円への緊急避難的な要素での円高が随分進んでいたように思いますが
現状は、今年の2月頃と比べると随分円安に戻ってきています。
この間の円高をチャンスと捉えて、中長期的には日本よりも海外への投資の方が良いと
考える日本人が多いということと、日本人が持っている個人資産を考えると
長期的には円安で考えても良いのかなぁ~? なんて考えてしまいました。
でも、為替の動きは読めません。
変な予測に頼るよりは、多通貨分散での保全を考える方が良いと思います。
円預金が安全だ! ドルが安いのでお買い得だ! というような
一部の通貨に偏った考えは危険だと思いますので、気を付けてくださいね。
外貨を持つのに先ず考えるべき大切なことは「円資産の保全」です。
次に金利で、為替変動によるキャピタルゲインは「おまけ」程度に考えた方が
良いと思いますよ。
ではでは~ 『^¥^』


Posted by kurohey at 12:20│Comments(2)
│投資
この記事へのコメント
はじめまして★マネードクターさま☆
ちょっと悩んでいるのです。。。
実は2年位前に銀行さんが「定期預金よりこの投資信託がいいですよ!」と
言われ、次々と解約してその殆どを投資信託(外国の公共事業等に
運営するんで危険では無いですとか言われた)にしてしまいました。
所がサブプライムローンやリーマンブラザースやら
もう滅茶苦茶な状態に陥り、損保の年金保険(これも投資物で自分の
決めた金額まで配当が達したら即解約と言う物)も含めたら
この20年間コツコツ貯めて来たのは一体何だったんだろう・・・と
余りに悲しくて誰にも言えない・・・って感じなんです。
景気回復と言うか
正直、投資信託や配当制の商品等、元に戻るのでしょうか。。。
(もう儲かりたいなんて全然思っていないので
元本だけでも確保したいものです)
教えてください。
銀行さんの言われる通りに沢山の書類を書いた私が
無知でした。。。
女性は特にこういう話は不得意です・・・
ちょっと悩んでいるのです。。。
実は2年位前に銀行さんが「定期預金よりこの投資信託がいいですよ!」と
言われ、次々と解約してその殆どを投資信託(外国の公共事業等に
運営するんで危険では無いですとか言われた)にしてしまいました。
所がサブプライムローンやリーマンブラザースやら
もう滅茶苦茶な状態に陥り、損保の年金保険(これも投資物で自分の
決めた金額まで配当が達したら即解約と言う物)も含めたら
この20年間コツコツ貯めて来たのは一体何だったんだろう・・・と
余りに悲しくて誰にも言えない・・・って感じなんです。
景気回復と言うか
正直、投資信託や配当制の商品等、元に戻るのでしょうか。。。
(もう儲かりたいなんて全然思っていないので
元本だけでも確保したいものです)
教えてください。
銀行さんの言われる通りに沢山の書類を書いた私が
無知でした。。。
女性は特にこういう話は不得意です・・・
Posted by ようこ at 2009年04月25日 13:12
こんにちは、マネードクターの黒瀬英夫です。
なるほど・・・
リスクの説明をきちんと受けなかった訳ですね。
そもそも預金と投資信託は目的が違う商品ですから
善し悪しの比較対象にはなりません。^^;
少しご自身で、自分の都合による、自分の為のお金の管理を
考える必要がありますよ。
経済の先行きは、いつでも分からないものですが
回復の無い不景気も過去にはありません。
だから、投資を始めて問題があるとすれば
回復を待てないお金の管理状況になることなんですよ。
こちらは大丈夫でしょうか?
投資自体は悪いことではなく、社会貢献と同じようなものです。
だから、投資で儲けようと思うことが悪いことではありません。
このことで自分が悪いなんて思う必要は全くありませんよ。
でも、銀行の言われたとおりに
銀行での、銀行の都合による、銀行の為の投資は
過去にコツコツと資産を貯めた自分への裏切り行為になります。
一度、ご自身で、自分の都合による、自分の為の資産管理を
見つめ直し、その為にどうするべきかを考えてみましょう。
なるほど・・・
リスクの説明をきちんと受けなかった訳ですね。
そもそも預金と投資信託は目的が違う商品ですから
善し悪しの比較対象にはなりません。^^;
少しご自身で、自分の都合による、自分の為のお金の管理を
考える必要がありますよ。
経済の先行きは、いつでも分からないものですが
回復の無い不景気も過去にはありません。
だから、投資を始めて問題があるとすれば
回復を待てないお金の管理状況になることなんですよ。
こちらは大丈夫でしょうか?
投資自体は悪いことではなく、社会貢献と同じようなものです。
だから、投資で儲けようと思うことが悪いことではありません。
このことで自分が悪いなんて思う必要は全くありませんよ。
でも、銀行の言われたとおりに
銀行での、銀行の都合による、銀行の為の投資は
過去にコツコツと資産を貯めた自分への裏切り行為になります。
一度、ご自身で、自分の都合による、自分の為の資産管理を
見つめ直し、その為にどうするべきかを考えてみましょう。
Posted by kurohey at 2009年04月25日 16:09
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