マネードクターの無知ほど怖いものはない

こんにちは、マネードクターの黒瀬英夫です。

昨日のランチタイムマネーレッスン1 は、いかがでしたか？
もしまだ読んでいない人は、先に読んでいただけると嬉しいです。

こちらからどうぞ！　→　　ランチタイムマネーレッスン1


レッスン１をもう読んでいただけた方は、レッスン２『親世代との違い』を見ていきましょう。

レッスン２へは、こちらから

さて、レッスン２では 『親世代との違い』 について書いていきますが
一口に親世代と言っても、２０代の方と４０代の方では親子関係になっている場合もあるので
ここでは私の父（昭和１１年生まれ）と私（昭和４５年生まれ）の年齢を前提とさせてください。


まず、どれくらい前提条件が違うのかを書き出してみましょう。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　父の世代　　　　　　　　　　　 　　私の世代

　初任給　　　　　　　　　　　　　２万円弱　　　　　　　　　　　　　　　 ２０万円弱　

　所得上昇　　 　　　　　　退職までに３０～５０倍ほど　　　　 ？？？どれくらい増えそうですか？

　平均的な預金金利　 　 　　４～６％程度　　　　　　　　　 　　　　 ０～１％程度

　物価の上昇率　　　　　　　　約４％程度　　 　　　　　　　　　　　　 ０～２％程度

　日本の株価　　　　　　　　　 ウナギ登り　　　　　　　　　　　　　 　 ドンドン下落

　人口の推移　　　　　　　　 　 増える　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 減少

他にもまだまだあるのですが、ここでは資産形成に影響しそうなことに限定しました。
所得の上昇一つをとっても、恐ろしいほどの違いがあります。

これだけ違いがあるにもかかわらず
私のお金に関する常識を作ったのは、ほとんど親なのです。

私だけでなく、あなたも多くのことを親から学び、多くの影響を受けて育ったはずです。
ところが前提条件ががこれだけ違うのですから、同じことをやっても同じ結果にはなりません。


例えば、住宅ローンを組んで家を買うと

父の世代では、所得がドンドン上昇していくので返済の負担が軽くなり
繰り上げ返済をしていくのが比較的容易であった。

私の世代では、所得が大幅に伸びるようなことがなくなった上に
不景気によってボーナスが減額され、ローンの負担が大きくなっています。　


預金金利を見ても

父の世代では、預金をすると１０～１５年程度で元金が倍くらいにはなったはずですが
今の一般的な預金金利で計算すると１００年経っても倍にはなりません。　


あなたのお父さんがご健在なら、今も共に同じ時代を生きているのですが
資産形成をする上では、経済的な前提条件に、これほど大きな違いがあるのです。



ここでもう一度時代背景を整理してみましょう。



まずは、父の世代です。

私の父は戦前生まれですが、昭和２０年の敗戦後
日本は世界で最も貧しい国になっていたと考えても良いかと思います。
そこから世界でＮｏ．２の経済大国になるまでの軌跡は

まさしく奇跡的な成長だったと言えるのではないでしょうか？

その奇跡的な成長の中で資産を形成してきた父の世代では
比較的容易に資産を増やすことができました。　（今と比べてですよ！）


それに比べて、私の世代では

経済成長の鈍化により、所得の上昇は減速。

金利の低下により、預貯金ではお金がほぼ増えない。

出生率の低下により少子高齢化が進み、社会保障不安が大きくになる。

おまけに企業業績悪化によるリストラの心配まで出てくる始末です。



この経済環境下で資産を形成していくには、間違いなく知恵が必要になります。


父の世代は豊かな時代を夢見て働き、そして経済を大きく成長させ
豊かな社会と資産を築いてきました。


私の世代は豊かな社会に生まれ、豊かな生活を送っていますが
豊かな生活を維持するためには、知恵を働かせた資産形成が必要になっています。


やるべきことが違うんですね！


だから、親とは違ったことを学び、実践し、豊かな資産を築かなくてはいけません。


その為には、学校でも習わなかったお金のことについても学ぶ必要がありますね。
この『ランチタイムマネーレッスン』が、少しでもあなたの役にたてば嬉しく思います。


今回も長くなりましたが、最後までお読み頂きありがとうございました。
ランチタイムマネーレッスン２　『親世代との違い！』を読んでの感想をコメントに頂けると嬉しく思います。

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明日のランチタイムマネーレッスン３は『金利』です。

お楽しみに！ではでは～　『＾￥＾』　　→ → → → → → → → → → → → → 　レッスン３はこちら

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