マネードクターの無知ほど怖いものはない

タンスに株券が残ってませんか？

平成２１年１月５日から株券が電子化される予定です。
と言うことで、私にも「たんす株や端株はどうなるの？」と言う質問がたまにあります。
今日はタンス株について少しお話したいと思います。

まず、株券は無効になります！　なんて書くと勘違いする人がいるのですが

株券は無効になっても、株主の権利は無効になるわけではないのです。
株券電子化の際に、信託銀行等に特別口座（＊特定口座ではありませんので注意）が開設され
その特別口座に自動的に移行されます。

ただし、注意が必要なのが、特別口座は、株主名簿上の名義で開設されることです。
つまり、名義書換が済んでいない株券をタンスに入れたままにしておくと

他人名義で特別口座が開設されてしまいます。
名義人が株式を処分した場合には、権利を失う恐れもあるんですよ！


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この場合、名義人と共同して発行会社に名義書換を請求しなくてはなりません。
名義人が知り合いや家族なら大丈夫かもしれませんが、全然知らない第三者だったりすると
これはかなり難しくなりますね。
それから、名義人が死亡している場合など、問題がいろいろと発生することが考えられます。
対策としては、「判決正本」や「相続を証する書面」を添付して
株式の発行会社に請求することができますが、なかなか大変そうです。
株式電子化後１年間の特別措置として、株券と電子化前の取得を証明する書面を
添付して請求することもできるようです。

いずれにしても結構大変そうですので、まずは株券の電子化前に証券会社に口座を作って
預けておくことが、最も良いかと思います。
特別口座のままだと売買もできませんからね。
ではでは～　『＾￥＾』